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第11話《②解決編》ビジョンが明確に伝わるメッセージ力

2011年3月30日 11:54 | コメント(0) | トラックバック(0)
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「君がここへ来るのを待っていたんだよ」
鼻息荒く社長室に飛び込んだ恵賀くんへ、大和社長が静かに告げました。
「私の方針説明で、君が『ダメだこりゃ』的な表情を浮かべておったのが目に入ったからね」
恵賀くんはその指摘に勢いが削がれたばかりか、「さすが社長。お目が高いですな」と"目が高い"を誤用しながらへりくだりました。

「社内での君の評判は聞いている。直面するいろんな課題に対して、絵を描くことで乗り越えていくらしいな」と、大和社長が続けます。
「だから君はここへ来た。私の下手くそな説明を何とかするために......」
その図星に一瞬たじろいだ恵賀くんでしたが、「はい。その通りです」と言い返しました。
「ほほう、ではどうすればいいんだ」と、大和社長は突っ込んできます。

「社長が仰る"社会貢献"や"創造発展"などは素晴らしいメッセージなのですが、どうもそれらのイメージがよくわかりません。そしてキーワード一つひとつが互いにどうつながり作用し合っているのかも、聴いている社員どもには理解できないんです!」
恵賀くんは社長相手にタメ口になるのを、必死に堪えました。

「そこで絵を描いて説明したらいいのでは、と私に提案するのだね」
「はい」と答えた恵賀くんは、「アンタ、ぼんやりせずに手伝って!」と社長秘書を顎で使い、ホワイトボードを社長の前に用意させたのです。

「では!」と恵賀くんは気合いを入れると、サササッと盤面にペンを走らせます。
しばらくして、ホワイトボードには大きな木が描かれました。
「これが社長のめざす我が社の将来像です!」

大和社長の右眉毛が、グイッとせり上がりました。
そしてゆっくりと口が開きます。
さらなる教えを請うため、......なのでしょうか?

つづく

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